①熱中症のリスクが高い『建設業』
・猛暑が続くことで、社会問題になっているのが、「建築業界における熱中症」のリスクです。
厚生労働省が実施した熱中症に関する調査「2019年職場による死傷災害の発生状況」によると、過去55年間の熱中症による業種別のトップは
「建設業」です。
年々、夏場の気温上昇が続く中で、建設業界の熱中症は、社会問題になっています。
②熱中症とは
・高温多湿の環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が壊れるなどして発症する障害のことを言います。
③熱中症を防ぐには
1)作業環境の面から
・日陰や冷房室など涼しい休憩場所を確保する。
・スポーツドリンクを置くなど水分、塩分の補給が容易にできるようにする。
・身体を適度に冷やすなどの出来る氷、冷たいおしぼりなどの物品を準備する。
・作業中の温湿度の変化が分かるように、温度計、湿度計等を設置する。
2)作業環境の面から
・十分な休憩時間や作業休止時間を確保する。
・空調服等を利用し熱中症のリスクを軽減する。
3)健康の面から
・健康診断の結果などにより、適切な健康管理と適正配置を行う。
・作業開始前はもちろん、作業中も巡視などにより作業者の健康状態を確認する。
④救急措置
・熱中症が発生したときに備え、あらかじめ作成した緊急連絡網を関係者に知らせておく。
・工事現場の近くの病院や診療所の所在地や連絡先を確認しておく。
・少しでも異常が見られたら下記の手当を行ってください。又、回復しない場合及び症状が重い場合などは、医師の手当を受ける。
※・涼しいところで安静する。
・水やスポーツドリンクなどを取らせる。
・体温が高いときは、裸体に近い状態にし、冷水をかけながら扇風機の風をあてる。
・氷でマッサージするなど体温の低下をはかる。
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