会社のボーナスとは?
ボーナスの支給時期が近づくと「何に使おうかな」とワクワクしている人がいる反面、
思ってたよりボーナスが少なかったり、期待と裏腹に支給されなかったりでガッカリ感で脱力する人も数多くいます。
6月と12月は何かと話題にのぼるボーナスの支給月、会社で支給されるボーナスによっては、悲喜こもごもの様相が繰り広げられることも。
そもそもボーナスにはどんな歴史があるのでしょう。
ボーナスの語源は?
ボーナスは英語で、「bonus」と書きます。
「bonus」の語源はラテン語「bonus(ボヌス)」で、原義は「良いもの」「財産」という意味です。
「bonus」はローマ神話の成功と収穫の神、「Bonus Eventus(ボヌス・エヴェントス)」に由来しているとも言われています。
それが、「good(良い、ラッキー)」という 意味のラテン語の「Bonus」に繋がり、
今日の「予期しない贈り物」というニュアンスに繋がったと考えられます。
欧米ではボーナスといえば「(株などの)特別配当金」とか、
エージェントや個人の業績に対して与えられる「報奨金」としての意味を持っています。
つまり欧米の場合、標準以上の成果を上げた労働者に対してのご褒美としてボーナスが支給されるわけです。
日本のボーナスは、ボーナス制度があれば誰でももらえる『一時金』の意味合いが強いので、
欧米の「bonus」とはちょっとニュアンスが異なりますね。
賞与(ボーナス)の起源とは?
ボーナスの始まりは、江戸時代に行われていた『仕着せ(しきせ)』が起源と考えられています。
『仕着せ』というのは、季節に合わせて主人から奉公人に与えられること。
現代でも「お仕着せのものはいらない」という言い方をしますね。
「お仕着せ」は「仕着せ」に「お」とつけたもので、「上から一方的にあてがわれたもの」「型どおりのもの」という意味を持つ言葉です。
江戸時代の商人は奉公人(従業員)に対して、毎年お盆と年が暮れるころに着物を支給したり、もしくは着物を買う金銭を渡していました。 住込みの丁稚や手代、女中たちが唯一休める盆正月の薮入り(お休み)には、主人から「身綺麗にして田舎へ帰りなさい」と着物や小遣いが支給されました。それを『仕着せ』と呼んだのです。
昔の大きな商店では、出入りの者にも商店名の入った印半纏(しるしばんてん)を与えたりもしたとか。
最初は衣服(着物)で支給していたものが、冬は「餅代」、夏は「氷代」と現金に代わっていき、
最終的に『仕着せ』は金銭で支給することが主流になったのです。
今でも冬の賞与(ボーナス)が少ない時など、餅代程度だよ」とか「餅代にもならない」といった言い方をするのはその名残です。
㈱ツカサENG.も7月10日に「氷代」が支給されました。
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